1960年9月20日に開業した映画館「丸の内 TOEI(まるのうちとうえい/東京都中央区銀座 3 丁目)」が、東映株式会社本社の入る東映会館の再開発に伴い、2025年7月27日(日)に閉館することとなりました。東映最後の直営館であるとともに、日本最後のロードサイドシアターとしても愛され続けた本劇場は、自社作品の興行やイベントにとどまらず、銀座地区、延いては映画業界全体の盛り上げにも寄与してきました。東映は丸の内TOEI閉館に向けた関連事業について社内各部署を横断したメンバーによる“全社プロジェクト”として、約65年という長い歴史のグランドフィナーレを彩る「さよなら 丸の内 TOEI」プロジェクトを発足。そのコンセプトは、劇場へかかわるすべての人への感謝と、「映画館で映画を観る」ことの大切さを改めて訴求することで、7月27日(日)まで数々の傑作特集上映に加え、劇場を活用した各種イベントも実施中です。
そしてこの度、映画『新幹線大爆破』(1975年公開)の上映後イベントとして映画監督・樋口真嗣とフリーアナウンサー・笠井信輔の登壇によるスペシャルトークを劇場公開からちょうど50周年の記念日となる2025年7月5日(土)に開催されます。
1975年7月5日に公開された映画『新幹線大爆破』の劇場公開日からちょうど50周年を記念した特別上映イベント
『新幹線大爆破』は高倉健、千葉真一、宇津井健らオールスターキャスト出演により製作されたパニック映画で、新幹線が時速80kmを下回ると爆発するという状況下で繰り広げられる犯人と国家との攻防を描いています。新幹線に爆弾を仕掛けた犯人、危機の回避に全力を尽くす日本国有鉄道(国鉄)、わずかな情報を頼りに犯人の正体を追いかけ徐々に追い詰めていく警察、車内でパニックを起こす乗客たちといった群像劇を見せながら、高倉健らが演じる犯人側の人生背景も緻密に描かれ、単なるパニックムービーではない、感情移入を誘うような演出も評価されています。
特に海外からの人気は高く、1994年にはアメリカ映画『スピード』(爆弾魔とSWATによる手に汗握る攻防を描いたノンストップ・アクションで、速度が50マイル毎時(約80km/h)以下になるとバスが爆発する設定が登場)のモチーフになったり、2025 年には Netflix 映画『新幹線大爆破』として続編の要素も併せ持つリブート版が配信されました。そして、1975年の劇場公開日からちょうど50周年という節目にあたる2025年7月5日(土)に、そのNetflix映画『新幹線大爆破』の監督を務めた樋口真嗣と同作出演者の一人でもあるフリーアナウンサーの笠井信輔が【東映版】について語り尽くす特別上映イベントが開催されます。改めて語られる作品の魅力についてのトークもノンストップに大爆発!

『新幹線大爆破』公開 50 周年記念日 特別上映イベント概要
■開催日時:7 月 5 日(土) 13:00~回の上映終了後
■登壇敬称略:樋口真嗣(映画監督)、笠井信輔(フリーアナウンサー) *予定
※登壇者については予告なく変更となる場合がございますので予めご了承ください
■チケット発売日時:【劇場 HP】6月7日(土)20:00~
【劇場窓口】6月8日(日)劇場オープン時より
※HP で完売した場合、窓口での販売はございません
■チケット料金:2000 円(均一価格となります)
■販売:劇場窓口&劇場 HP
