映画『EARTHBOUND』はプラスチック廃棄物から未来を創る、故郷を救うための挑戦を描いた物語
世界で活躍する映画俳優であり、プロデューサーのオーランド・ブルーム総指揮、Hummingbirds Global(現:一般社団法人ハミングバード)と制作会社 Ritual Arts の協力で制作されたドキュメンタリー映画です。
舞台はアフリカ、主人公のンザンビは底抜けの明るさを持つ素敵な女性。ンザンビが住んでいるケニアでは環境汚染が深刻で、首都のナイロビだけで毎日数百トンの廃プラスチックが排出されています。廃プラスチックの問題だけでなく、ナイロビの道路は、損傷があってもメンテナンスは行われず、また、舗装もされてない箇所も多数存在します。ンザンビは、石油・ガス産業のエンジニアでした。ある時、ケニア最大の港であるモンバサ港へ旅行したとき、インド洋のクリスタルブルーの海でビニール袋とペットボトルが海一面に捨てられている様子にショックを受け、とにかく行動を起こしてこの状況を変えなくてはいけないと思いました。

廃プラスチックと舗装の問題、2 つを同時に解決できないか?という思いから、ンザンビは、廃プラスチックと砂を組み合わせて、コンクリートよりも強度があり、軽量かつ低コストで製造可能な舗装レンガを作りあげ、それを事業化することにしました。事業を拡大するにあたっては、投資家への説得に苦戦し、自己資金で進める不安もありましたが、社会を変えたいという強い思いを胸に行動を重ね、現在は毎日約 500~1,000 個のレンガを生産できるようになり、建築資材として活用され、毎日 500kg 近くの廃プラスチックをリサイクルすることにつながっています。この映画を通して、ンザンビの行動は、いくつもの挫折を乗り越えながらも自分を信じて前に進んでいくことで、信じる気持ちと人との縁のつながりが大きなムーブを作り出すことを教えてくれます。環境問題に関する映画は、観た後に悲しくなったり、絶望するような映画もある中で、「“わたしにも何かできるかも”と思ってほしい」という願いを込めて制作されたこの作品は、ンザンビの前向きな姿から勇気をたくさんもらえる素晴らしい作品です。

日本配給 NPO 法人ハミングバードの本作品に対する想い
環境問題は、気候変動・大気汚染・海洋汚染・森林破壊・資源の枯渇など多岐にわたる問題があり、また、少なくとも今世紀半ばまでは世界平均気温の上昇が予測されています。途方もない現実が目の前にありますが、この映画は環境問題に対し、アイディアをチャンスに変えたダイナミックな変革者の物語。希望の光や、自分も“小さいことから行動してみよう”という気持ちを促してくれるはずです。制作者が伝えたいメッセージもまさに、“どんな人の行動も意味があるよ”ということ。ノーベル平和賞の受賞者であるケニアのワンガリ・マータイさんの演説にも出てくる、「ハチドリのひとしずくの物語」が私たちの団体(ハミングバード)の名に込められた意味でもあります。その人にとって精一杯だったらそれがベスト。ぜひ身近な小さなことから行動を始めていきましょう!
本作品の今後の活用について
一人でも多くの方がこの作品に出会い、小さな気づきを生み、小さくても自分で始められるアクションに繋げていただくきっかけを作りたい。そのために、この作品を日本語に翻訳し、日本での上映を行っていくべく、今回のプロジェクトを立ち上がりました。翻訳や上映のための広告宣伝費等、日本の皆さまに見ていただくために必要な費用をクラウドファンディングという形で多くの皆さまから後押しいただき公開する運びとなりました。ゆくゆくは、この作品を日本国内の環境問題や社会問題に取り組んでいる方々にもご覧いただいたり、学校や企業に貸し出し、日本国内で広まっていくことを目指しています。
『EARTHBOUND』作品概要

日本語版サイト
制作:Hummingbirds Global(現:一般社団法人ハミングバード)、Ritual arts
監督:ファールード・メイボディ
エグゼクティブプロデューサー(製作総指揮):オーランド・ブルームほか
時間:45分
受賞歴:
・2023 年 トライベッカ映画祭 トライベッカ X 賞
・2023 年 クリオアワード ブランデッド・エンターテイメント部門 銀賞
・2023 年 リバーサイド インターナショナル フィルムフェスティバル 長編ドキュメンタリー賞
・2023 年 インターナショナル ワイルドライフ フィルムフェスティバル ベスト オブ フェスティバル受賞
日本配給:NPO 法人ハミングバード
上映劇場情報
東京会場(下北沢トリウッド):2025 年 3 月 14 日(金)〜20 日(木祝)
大阪会場(第七藝術劇場) :2025 年 3 月 15 日(土)〜21 日(金)
制作:一般社団法人ハミングバード