現代中国映画の大きなうねりをリアルタイムで体験できる「现代中国映画祭2024」
中国の鬼才チュウ・ジョンジョン監督日本初の特集上映、トニー・レオンとワン・イーボーの共演で2024年に日本でも大きな話題を生んだ『無名』、ベルリン国際映画祭で最優秀女優賞を受賞した経験もあるヨン・メイ主演で、中国で社会現象にもなった女性映画『家出の決意』(インターナショナル・プレミア)など、多彩なラインナップで構成された特集上映となっております。
北米と肩を並べるほどの産業規模となった中国映画市場。注目作が公開されるたびに、驚天動地の興行収入を叩き出し、勢いが衰えることはありません。同時に、産業的な成長と拡大の恩恵により、才能あふれる若手監督も輩出されるようになり、世界各国の映画祭で、若手監督の作品が多く入選され、大きな話題を呼んでいます。同時多発的に“個”の才能が噴出している今の中国映画界は、全世界の中で最も熱い映画市場であり、同時に中国映画の歴史の中で最もエキサイティングな時代でもあります。そんな現代中国映画の大きなうねりをリアルタイムで体験できるのが、今回の特集上映「现代中国映画祭2024」です。
上映作品紹介
『無名』
Director in Deep Focus部門では、チュウ・ジョンジョン監督の『マダム』『痴』『椒麻堂会』が上映。Chinese Now Hits部門では、トニー・レオン&ワン・イーボー共演、チェン・アル監督7年ぶりの新作『無名』、ヨン・メイ主演、中国で社会現象にもなった傑作女性映画『家出の決意』、中国映画における近年最高のエンタメ傑作との評価もされる、感動のヒューマンドラマ『いいひと』を上映。Chinese New Wave部門では、第25回釜山国際映画祭で高評価を得たツァイ・ジエ監督の『失った時間』、スー・チーを主演に据え、新鋭チン・シジョンが監督を務めた最新作『彼女』、第71回サン・セバスティアン国際映画祭に出品されたリャン・ミン監督の『鉄西区に生きる』が上映。「Play Back」 Selection部門では、第73回ベルリン国際映画祭コンペティション部門出品『アートカレッジ 1994』、第25回上海国際映画祭コンペティション部門「金爵奨」最優秀アジア新人脚本賞受賞『船に乗って逝く』、第22回東京フィルメックスコンペティション部門出品『永安鎮の物語集』、第72回カンヌ国際映画祭批評家週間クロージング作品『春江水暖〜しゅんこうすいだん』、第68回ロカルノ国際映画祭オフィシャルセレクション『郊外の鳥たち』、北京電影学院の卒業制作でありながらアジアの映画祭・映画賞を席巻した『宇宙探索編集部』の6本が上映されます。
「现代中国映画祭2024」
シネ・リーブル池袋にて、11 月 22 日(金)〜12 月 12 日(木)/テアトル梅田にて 12 月 13 日(金)〜12 月 26 日(木)まで開催
シネ・リーブル池袋公式サイト テアトル梅田公式サイト
予告編
※詳細は各劇場サイトにてご確認ください。