今回は近日リバイバル上映予定の作品をまとめて紹介します。劇場で見られる貴重な機会をお見逃しなく!!
カルロス・ベルムト監督の劇場デビュー作『マジカル・ガール』4月12日よりシネマート新宿にて1週間限定の凱旋レイトショー上映
カルロス・ベルムト監督の最新作『マンティコア 怪物』が、いよいよ4月19日(金)よりシネマート新宿、渋谷シネクイントほか全国順次公開となります。その公開を記念し、サン・セバスチャン国際映画祭グランプリ&監督賞をダブル受賞したカルロス・ベルムト監督の劇場デビュー作『マジカル・ガール』がシネマート新宿で1週間限定で上映されます。来場者には本国版ビジュアルを使用した特製チラシを先着順、数量限定でプレゼント!
『マジカル・ガール』
2024年4月12日~18日シネマート新宿にて1週間限定レイトショー上映
4月16日(火)の上映後には、ヴィヴィアン佐藤(映画批評家/ドラァグクイーン)と樋口穀宏(作家)によるトークイベントも実施予定
日本のアニメ「魔法少女ユキコ」の大ファンでコスチュームを着て踊ることが夢の、余命わずかな少女アリシアと、娘の願いを叶えるために奔走する失業中の父の予期せぬ物語を描いた『マジカル・ガール』は、日本公開時も“トラウマ必至の映画”または“究極の鬱映画”として熱狂的なファンを産み出した傑作。
Una produccion de Aqui y Alli Films, Espana. Todos los derechos reservados ©︎
『マンティコア 怪物』
2024年4月19日(金)シネマート新宿、渋谷シネクイントほか全国順次公開
監督・脚本:カルロス・ベルムト
出演:ナチョ・サンチェス、ゾーイ・ステイン、アルバロ・サンス・ロドリゲス、アイツィべル・ガルメンディア
配給:ビターズ・エンド
空想のモンスターを生み出すゲームデザイナーのフリアンは、同僚の誕生日パーティーで美術史を学ぶディアナに出会う。内気で繊細な性格のフリアンだが、次第に聡明でどこかミステリアスなディアナに魅かれていく。しかし、フリアンは隣人の少年を火事から救った出来事をきっかけに原因不明のパニック発作に悩んでいた。やがて彼が抱えるある秘密が、思いもよらぬマンティコア[怪物]を作り出してしまう…。ゲームデザイナーの青年が生み出したマンティコア[怪物]とは何なのか? ともすれば目を背けたくなるテーマを炙り出し、物語はやがて誰も想像し得ない衝撃の境地にたどり着く――。
©︎ Aquí y Allí Films, Bteam Prods, Magnética Cine, 34T Cinema y Punto Nemo AIE
小路紘史監督待望の新作『辰巳』の公開を記念し、監督デビュー作『ケンとカズ』4月13日より渋谷ユーロスペースにて限定公開
『ケンとカズ』はその年の数多くの映画賞を受賞し、長谷川和彦監督や阪本順治監督、白石和彌監督などの映画監督が絶賛し、インディペンデント映画でありながら、劇場公開後その作品評価の高さから上映期間が2度延長されるなどロングラン上映した作品です。『ケンとカズ』は『辰巳』の公開の前週にあたる4月13日(土)~4月19日(金)まで渋谷ユーロスペースにて上映され、期間中『ケンとカズ』で主演を務めたカトウシンスケや毎熊克哉らの登壇も予定しています。
『ケンとカズ』上映詳細
上映期間:2024年4月13日(土)~4月19日(金)1週間限定上映
劇場:渋谷ユーロスペース
※期間中の登壇ゲストの詳細は、『辰巳』公式X(@tatsumifilm)でお知らせいたします。
監督・脚本:小路紘史
出演:カトウシンスケ、毎熊克哉、飯島珠奈、藤原季節、高野春樹、江原大介、杉山拓也
配給:太秦
2016年製作/96分/PG12/日本
悪友であるケン(カトウシンスケ)とカズ(毎熊克哉)は、自動車修理工場を隠れみのに覚せい剤の密売で金を稼いでいたが、ケンは恋人が妊娠したこと、カズは認知症である母親を施設に入れるため金を必要なことを言い出せずにいた。2人は密売ルートを増やすために敵対グループと手を組むが、元締めのヤクザに目をつけられ、次第に追いつめられていく。
『辰巳』作品情報
2024年4月20日より全国公開
監督・脚本:小路紘史
出演:遠藤雄弥、森田想、後藤剛範、佐藤五郎、倉本朋幸、松本亮、渡部龍平、龜田七海、足立智充、藤原季節
配給:インターフィルム
裏稼業で働く孤独な辰巳(遠藤雄弥)は、ある日元恋人・京子(龜田七海)の殺害現場に遭遇する。一緒にいた京子の妹・葵(森田想)を連れて、命からがら逃げる辰巳。片や、最愛の家族を失い、復讐を誓う葵は、京子殺害の犯人を追う。生意気な葵と反目し合いながらも復讐の旅に同行することになった辰巳は、彼女に協力するうち、ある感情が芽生えていくーーー。
©小路紘史
『ティファニーで朝食を』4K版、4月26日より2週間限定リバイバル上映
Filmarks(フィルマークス)主催のリバイバル上映プロジェクトが「午前十時の映画祭14」とコラボレーション!「午前十時の映画祭14」で4月26日(金)から2週間限定で上映される『ティファニーで朝食を』4K版の“夜上映”をコラボ回として実施。
『ティファニーで朝食を』4K上映情報
公開日:2024年4月26日(金)より2週間期間限定上映
公開劇場:「午前十時の映画祭14」開催劇場 全国65館
料金・上映日:各劇場によって異なります。各劇場にご確認ください
上映時間:午前中スタート
「午前十時の映画祭14」公式サイト
※上映日・上映時間・料金は各劇場にご確認ください
※チケット販売は、各劇場にて行います
提供:東宝東和
『ティファニーで朝食を』作品情報
監督:ブレイク・エドワーズ
脚本:ジョージ・アクセルロッド 出演:オードリー・ヘプバーン、ジョージ・ペパード、ミッキー・ルーニー、パトリシア・ニール、マーティン・ バルサム、バディ・イブセン、ホセ・ルイス・デ・ヴィラロンガ、アラン・リード、ジョン・マクガイヴァー、スタ ンリー・アダムス ほか
<あらすじ>
ホリー・ゴライトリー(オードリー・ヘプバーン)は、NYの安アパートで名無しの猫と暮らしている。ハイソな生活を夢見る彼女の日課は、高級宝石店ティファニーのショーウィンドーを眺めながら朝食のクロワッサンを食べることだった。ある日、アパートの隣室にポール(ジョージ・ペパード)という作家志望の青年が越 してきた。ポールはホリーの自由気ままで天真爛漫な性格に興味を持ち、ホリーもまたポールに魅かれていく。
1961年/アメリカ/115分
Filmarks作品ページ
© by Paramount Pictures Corporation and Jurow Shepard Productions
劇場公開から25周年記念!『スター・ウォーズ/ファントム・メナス(エピソード1)』5月3日(金・祝)~6日(月・祝)の4日間限定全国25劇場にて初の4K特別上映
全世界を興奮と歓喜で満たし、社会現象を巻き起こし続けてきた空前のエンタテインメント“スター・ウォーズ”。1999年に公開され劇場公開から25周年を迎える新3部作の1作目『スター・ウォーズ/ファントム・メナス(エピソード1)』が、「スター・ウォーズ」の日の前日である5月3日(金・祝)~6日(月・祝)までの4日間限定で、全国25の劇場にて初の4K(字幕スーパー版)で特別上映されます。あわせてライトセーバーを構えるオビ=ワン・ケノービらの姿を描かれた、公開当時の興奮が蘇る25周年記念オリジナル版の新ポスターが入場者特典として配布されます。
『スター・ウォーズ/ファントム・メナス(エピソード1)』
2024年5月3日(金・祝)より全国25劇場にて公開
詳細はこちら
本作で描かれるのは、後に銀河を支配するシスの暗黒卿ダース・ベイダーが、辺境の惑星に住む貧しい少年アナキン・スカイウォーカーだった頃の物語。やがてアナキンの師匠となるオビ=ワン・ケノービや、アナキンがダークサイドに堕ちるきっかけの1つとなる最愛の妻パドメ・アミダラとの出会いが描かれており、「スター・ウォーズ」の歴史を語る上でも重要な1作となっている。
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オーストラリアの名匠ピーター・ウィアーが1975年に発表した『ピクニック at ハンギング・ロック』日本劇場初公開より約40年の月日を経て4Kレストア版で5月3日より全国順次公開
本作は、1967年に発表された同名小説を基に映画化。当時批評家や観客に大きな混乱をもたらした衝撃作でありつつ、ソフィア・コッポラの『ヴァージン・スーサイズ』に直接的な影響を与え、ファッション界ではラフ・シモンズやアレキサンダー・マックイーンもインスピレーション源として本作に言及するなど、今日まで広く語り継がれる「神話的傑作」です。
『ピクニック at ハンギング・ロック 4Kレストア版』
2024年5月3日(金・祝)より、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下他全国順次公開
監督:ピーター・ウィアー
出演:レイチェル・ロバーツ、アン=ルイーズ・ランバート、ドミニク・ガード、ヘレン・モース、ヴィヴィアン・グレイ、カースティ・チャイルド
配給:グッチーズ・フリースクール
1975年/オーストラリア/カラー/107分/英語
© PICNIC PRODUCTIONS PTY.LTD.1975
故・安倍元総理に迫った政治ミステリー劇場『妖怪の孫』5月3日(祝・金)よりリバイバル上映
本作は、日本アカデミー賞作品『新聞記者』や、官邸政治の闇を描いた『i-新聞記者ドキュメント-』など、世に訴える映画を手掛けてきた配給会社スターサンズと、邦画史上初となる現役総理大臣のドキュメンタリー『パンケーキを毒見する』の内山雄人監督&制作スタッフが、日本の真の影に切り込んだ政治ドキュメンタリー。
『妖怪の孫』
2024年5月3日(祝・金)より全国順次公開/5月31日(金)より新宿ピカデリーにて公開
企画:河村光庸
監督:内山雄人
企画プロデューサー:古賀茂明
ナレーター:古舘寛治
配給:スターサンズ
2023年/日本映画/カラー/ビスタ/ステレオ
©2023「妖怪の孫」製作委員会