日本映画界を牽引する監督たちの商業デビュー作を世に送り出してきた、ぴあフィルムフェスティバルの映画製作プロジェクト「PFF スカラシップ」。1984 年の創設から38 年を迎える2022 年今夏、PFF スカラシップ作品の新作2 作『猫と塩、または砂糖』(7/23 公開)、『裸足で鳴らしてみせろ』(8/6 公開)の連続公開を祝して、過去のPFF スカラシップ作品の名作を35mmフィルム上映で振りかえる「PFF スカラシップ傑作選」の開催が決定。現在、PFF や国立映画アーカイブ所蔵の上映可能な35mmフィルムから、各劇場がセレクトする【ミニシアターセレクション】でお届けします。
この度上映するPFF 先輩監督たちの商業デビュー作。
スカラシップ創設の1980 年代~2010 年頃までは35mm フィルムでの上映が主流だったが、保管やメンテナンスが難しく、また映写機の設備がある劇場も少なくなり、フィルム上映がますます困難になってきている。このフィルム独特の質感は、最近では、若い世代にも見直されブームとなっている。映画館でもクラシック作品の35mmフィルム上映をする企画が相次ぐなど、往年の映画ファンから若い世代まで、注目を集め、人気の企画となっている。
本企画では、35㎜フィルムならではの光や色彩表現をスクリーンで堪能できるのはもちろんのこと、上映するPFFスカラシップ作品の公開当時、劇場に駆け付けた映画ファンにとっては懐かしい体験と今見直しても色あせない名作の感動を、そして、若い世代にとっては、日本映画の第一線で活躍する監督たちの原点となるデビュー作ならではの熱を、公開当時と同じ35mmフィルム上映で追体験ができる、貴重な機会となる。
東京では、PFF スカラシップ新作2 作連続公開を実施する渋谷・ユーロスペースにて、5作品(橋口亮輔監督『二十才の微熱』、李相日監督『BORDER LINE』、荻上直子監督『バーバー吉野』、内田けんじ監督『運命じゃない人』、石井裕也監督『川の底からこんにちは』)を、7/16(土)から7/22(金)までの1 週間、PFF スカラシップ新作連続公開の1 本目『猫と塩、または砂糖』の初日(7/23)前日まで上映。期間中の上映スケジュールに合わせて、橋口亮輔監督、李相日監督、荻上直子監督、内田けんじ監督の来場が決定し、トークイベントを開催する予定。
また、本企画は、東京「ユーロスペース」での上映後、関西などの劇場で順次公開する予定。上映劇場及び各≪セレクション作品≫は公式サイトにて発表する。
≪ミニシアターセレクション≫35mmフィルムで蘇る! PFF スカラシップ傑作選
公式サイト 企画制作:マジックアワー 企画協力:一般社団法人PFF
≪ユーロスペース セレクション≫
上映期間: 7 月16 日(土)~22 日(金)まで
※上映作品は以下の5 作品 ※連日18:30~の回 ※監督が来場してトークイベント開催予定
7/16(土) 『二十才の微熱』
7/17(日) 『BORDER LINE』 *李相日監督来場(予定)
7/18(月・祝) 『二十才の微熱』 *橋口亮輔監督来場(予定)
7/19(火) 『運命じゃない人』 *内田けんじ監督来場(予定)
7/20(水) 『川の底からこんにちは』
7/21(木) 『バーバー吉野』 *荻上直子監督来場(予定)
7/22(金) 『二十才の微熱』
料金:一般¥1,500(税込) 学生・シニア・会員¥1,200(税込)
*ゲスト登壇者は予定につき、予告なく変更となる場合がございますので予めご了承ください
【ユーロスペース】 公式サイト
(渋谷駅下車、Bunkamura 前交差点左折) 渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 3F