『十年 Ten Years Japan』2022年 8月26日(金)より関西から全国へ巡回上映!

『十年 Ten Years Japan』2022年 8月26日(金)より関西から全国へ巡回上映!

「PLAN75」が世界に羽ばたくきっかけとなった、十年後の日本を描いたオムニバス映画『十年 Ten Years Japan』リバイバル緊急上映決定!!

是枝裕和監督 総合監修 国際共同プロジェクト
原発、高齢化社会、教育、AI社会、言論の自由― 十年後の日本はどんな世界に?

香港で社会現象となったオムニバス映画『十年』を元に、日本、タイ、台湾それぞれで、自国の現在・未来への多様な問題意識を出発点に、各国約5名の新鋭映像作家が独自の目線で10年後の社会、人間を描く国際共同プロジェクト「十年 Ten Years International Project 」 の日本版『十年 Ten Years Japan』。短編のうち1作『PLAN75』の長編が、2022年カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品の快挙を成し遂げ、5監督がそれぞれに大活躍中。日本から多くの反響を受けて、2018年の全国公開から、4年越しに急遽リバイバル上映が決定いたしました!日本版のエグゼクティブプロデューサーは、是枝裕和監督。若手監督の育成を日頃より実践している是枝監督が総合監修を務めるのは自身初の試みでした。今年のカンヌ国際映画祭では、早川千絵監督と是枝裕和監督が”師妹再会”するなど、作品を通じて大きな成長変化もありました。

家族の個人データをデジタル遺産として受け継いだ家族の物語『DATA』(津野愛監督)は、産まれてすぐに亡くなった母の面影を求める主人公を杉咲花が熱演。『美しい国』(石川慶監督)では、東京オリンピックをオマージュした作品として中野太賀が主演し、自衛隊徴兵制が義務化された日本を描く。AI知能で道徳を刷り込まれた特殊学区の子供達を描く 『いたずら同盟』(木下雄介)は、日本映画界を代表する俳優、國村隼が参加。75歳以上の高齢者に安楽死を奨励するという未来版“姥捨て”を描く『PLAN75』(早川千絵監督)には、川口覚が悩める主人公を怪演。大気汚染によって地下への移住を強いられた母娘の姿を描く『その空気は見えない』(藤村明世監督)の主演には池脇千鶴など、豪華キャストが勢揃い。今回は、関西から巡回上映がスタート、早川千絵監督と石川慶監督らが次回作などで世界の映画祭に飛び立つ前にイベント登壇を予定しております。

<上映スケジュール>

8月26日(金)-9月1日(木)シネ・リーブル梅田、アップリンク京都にて上映

①シネ・リーブル梅田 15:45回 ②アップリンク京都 18:20回
・8月27日(土) 石川慶監督 登壇あり
・8月28日(日) 木下雄介監督 登壇あり
・8月29日(月) 早川千絵監督 登壇あり      
*その他の上映及びイベント情報は、公式サイトで更新中

<作品概要>

『十年 Ten Years Japan』
シネリーブル梅田&アップリンク京都他、全国順次公開
公式HP

◾️エグゼクティブプロデューサー:是枝裕和
◾️監督・脚本:早川千絵、木下雄介、津野愛、藤村明世、石川慶 
◾️出演:杉咲花、田中哲司/太賀、木野花/川口覚、山田キヌヲ、牧口元美/池脇千鶴/國村隼
◾️プロデューサー:髙松美由紀、福間美由紀、水野詠子、ジェイソン・グレイ
◾️製作:分福、吉本興業、十年電影工作室、朝日新聞社、フリーストーンプロダクションズ
◾️配給・宣伝:フリーストーン 

『十年 Ten Years Japan』2022年 8月26日(金)より関西から全国へ巡回上映!

5監督からのコメントも到着!!

早川監督
『十年 Ten Years Japan』はいったいどこで観られるのか?という問い合わせを多くいただいていたので、公開から4年を経て、再び本作の上映を決めてくださった劇場と本作に興味をもってくださったお客様に感謝します。

木下雄介監督
十年後の未来を想い脚本を書いて五年が経とうとしています。コロナ禍と戦争はあの頃から地続きです。私は何を捉えられていただろうか。厳しい現実に孤立し分断された毎日を、それでも揺らがせることができるのは想像力だと信じて、私もまたみなさんとひとつのスクリーンを観つつ、次なる映画を形にするべく糧にしたいと思います。このような上映の機会をいただき誠に感謝しております。

津野愛監督
こうしてまた映画館に戻ってこられた事をとても嬉しく思います。再上映を望んで声をあげてくださった皆さま、シアター関係者の皆さまに心より感謝いたします。この映画を撮影していた2017年には想像していなかったような世界が今わたしたちの目の前に広がっています。2022年、5つの物語が今どのように観客の皆さんのもとに届くのかとても楽しみです。

藤村明世監督
5年前に『その空気は見えない』の脚本を書いていた時は、見えない何かが物理的にも精神的にも人々に距離を与える本作のような世界が、こんなにも早く現実になってしまうとは想像もしていませんでした。
それでも、困難の中に新しい価値を見出しサバイブする人々を見ていると、暗闇の中の一筋の光をみたような気がします。その感覚は『十年 Ten Years Japan』の中に垣間見える光にもリンクしているように感じますし、個人の価値観や社会が目まぐるしく移り変わりつつある2022年に『十年 Ten Years Japan』をまた大きなスクリーンで上映していただけることは、とても意義深く、嬉しく思っております。このタイミングで貴重な機会を与えてくださった劇場、配給関係者の皆様に感謝いたします。

石川慶監督
4年前、僕たち5人の監督が、未来への思いを込めて作った映画が劇場に戻ってきます。あのころ未来だと思っていたものが、不気味な足音を響かせながらすこしずつ近づいている、そんな今だからこそ、このリバイバル上映の意義を感じています。そして、エンタメ大作ひしめくこの時期に、この映画のために枠を空けてくださった劇場のみなさんに深く深く感謝。

©2018 “Ten Years Japan” Film Partners

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