2004年から始まったSKIPシティ国際Dシネマ映画祭(主催:埼玉県、川口市ほか)は、国際コンペティション、国内コンペティション(長編部門、短編部門)を中心とした“若手映像クリエイターの登竜門”として毎年開催を重ね、これまでに『死刑にいたる病』の白石和彌監督、『浅田家!』の中野量太監督、『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督、『さがす』の片山慎三監督など、日本映画界のトップランナーとして活躍する監督や、新作を心待ちにされる監督達を多数輩出してきました。そして、記念すべき20周年を迎える本年は、スクリーン上映とオンライン配信のハイブリッドで開催されます。
映画祭20周年と川口市制施行90周年を記念して、埼玉県と川口市が共同製作した作品『瞼の転校生』のオープニング上映で幕開け
『瞼の転校生』
映画祭の幕開けを飾るオープニング作品。今年は映画祭20周年と川口市制施行90周年を記念して、埼玉県と川口市が共同製作した『瞼の転校生』をワールド・プレミアで上映!大衆演劇の世界で生きる中学生の少年が、ひと月しか通えない学校でのさまざまな出会いと別れを通じて成長する姿を描く爽やかな友情ドラマ。短編『stay』が2020年の本映画祭国内コンペティション短編部門で優秀作品賞を受賞した藤田直哉監督の長編デビュー作品です。
特別上映は『尾かしら付き。』ワールド・プレミア
SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザの若手映像クリエイターの支援事業として、埼玉県がユニバーサルミュージックアーティスツと共同製作した作品『尾かしら付き。』をワールド・プレミアで特別上映!『ミドリムシの夢』が、2019年の本映画祭国内コンペティション長編部門にノミネートされた真田幹也監督が、佐原ミズの人気コミックを実写映画化。小西詠斗、大平采佳、佐野岳、武田梨奈、木村昴、新内眞衣らフレッシュなキャストが織り成す、ちょっと不思議で心温まる物語です。
“コンペティション”には、過去最多の1246本の応募作から厳選した24作品がノミネート!すべて国内初上映
『地球星人(エイリアン)は空想する』
国際コンペティションには、102の国と地域から応募された作品から厳選された10作品がノミネート。アゼルバイジャン、シリア、トルコといった日本ではあまり観ることのできない国の作品や、ヨーロッパ、南米そして日本など、世界各国の 新鋭監督の力作が揃った珠玉のラインナップ!審査委員長は、数々のヒット映画を手掛けてきた映画プロデューサーの豊島雅郎が務め、映画祭期間中の最終審査を経て、グランプリほか各賞を決定します。
国内コンペティションでは、日本映画界の未来を担う若手映像クリエイターが果敢に表現の可能性に挑んだ、長編6作品、短編8作品がノミネート。『チチを撮りに』で2012年の本映画祭長編部門監督賞とSKIPシティアワードを受賞し、その後『湯を沸かすほどの熱い愛』『浅田家!』などのヒット作を手掛け、今や日本映画になくてはならない存在となった中野量太監督が審査委員長として凱旋します!
特集「SKIPシティ同窓会」本映画祭から羽ばたいていった監督達が最新作とともに凱旋!
若手映像クリエイターの登竜門として開催を続けてきた本映画祭からは、これまでコンペティションのノミネートや受賞をきっかけに、多くの監督が羽ばたいていきました。映画祭20周年を記念して、活躍中の5人の監督が最新作とともに再び映画祭に戻ってきます。作品上映後には、トークショーが開催され、監督本人から映画祭参加後の歩みや上映作品の制作の経緯を伺います。
『Winny』監督:松本優作
『あつい胸さわぎ』監督:まつむらしんご
『ワタシの中の彼女』監督:中村真夕
『さがす』監督:片山慎三
『浅田家!』監督:中野量太
その他にも魅力的なラインナップが揃っています!上映作品や詳細については公式サイトにてご確認ください。
「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2023」開催概要
■会期:《スクリーン上映》2023年7月15日(土)〜7月23日(日)
《オンライン配信》2023年7月22日(土)10:00〜7月26日(水)23:00
■会場:SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ 映像ホール、多目的ホールほか
(住所:埼玉県川口市上青木3-12-63 彩の国ビジュアルプラザ)
■主催:埼玉県、川口市、SKIP シティ国際映画祭実行委員会
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