2023年にアジア初の開催となり好評を博した「カンヌ監督週間 in Tokio」の第2回目が開催されます。本特集は、ソフィア・コッポラ、スパイク・リー、ジム・ジャームッシュ、グザヴィエ・ドラン、大島渚、北野武、黑沢清、三池崇史、⻄川美和など、名だたる監督たちを見出してきたカンヌ国際映画祭の唯一無二のセレクションである「監督週間 (Quinzaine des cinéastes/Directorʼs Fortnight)」の最新ラインナップを日本国内でいち早くスクリーンで鑑賞できる貴重な機会となっています。
豪華ゲストを招いてのトークイベントも開催
『ジ・アザー・ウェイ・アラウンド(英題)』
「カンヌ監督週間 in Tokio 2024」では、昨年に急逝したソフィー・フィリエール監督がアニエス・ジャウィを主演に中年の危機を描いた壮大な遺作『これが私の人生』(英題:This Life Of Mine)をオープニング作品に据え、セザール外国語映画賞に輝いた『8月のエバ』(2019)で知られるスペイン人監督ホナス・トルエバ『ジ・アザー・ウェイ・アラウンド(英題)』、カナダの⻤才マシュー・ランキン『ユニバーサル・ランゲージ(原題)』、1970〜1980年代にかけての偏執的なスリラーの巨匠たちへオマージュを捧げたライアン・J・スローン監督による初⻑編作品『ゲイザー(英題)』ほか全11作品がセレクト。
『ナミビアの砂漠』
日本からは、カンヌ現地でも高く評価され「国際映画批評家連盟賞」を女性監督として史上最年少で見事受賞した山中瑶子監督『ナミビアの砂漠』、日本アニメーションとしては6年振りに選出された、久野遥子監督・山下敦弘監督『化け猫あんずちゃん』、そして世界中の映画祭から引っ張りだこの山村浩二監督による短編アニメーション『とても短い』が過去の短編6作品とあわせて上映されます。また、開催期間中は「監督週間」の現アーティステック・ディレクターであるジュリアン・レジ氏の来日をはじめ、豪華ゲストを招いてのトークイベントも予定しています。
※各作品詳細は公式サイトにてご確認ください。
“Sélection indépendante et singulière”―――独立性のある、他に類いのないセレクション
1968年、作家性や芸術性の高い作品を称揚するためにカンヌ映画祭に創設された「監督週間」だが、そのセレクションは決してハートウォーミングな作品やラブコメなどではなく、ラディカルで自由な矢を放ち、見る者の心を打つメッセージ性の高い作品ばかりだ。日本の映画ファン、映画・映像業界に携わる方々、そしてこれからその世界に飛び込もうとしている若者たちへ向けて、VIPOがセレクトした世界の最前線の映画たちをお届けします。
「カンヌ監督週間 in Tokio 2024」概要
【日程】2024 年 12 月 8 日(日)〜19 日(木)《12 日間》
【会場】ヒューマントラストシネマ渋谷(東京都渋谷区渋谷 1-23-16 ココチビル 7・8F)
【鑑賞料金】一般:2000 円/大学:1500 円/小中高:1000 円/シニア:1300 円/ハンディキャップ割引:1000 円 TCG 会員:あり(いつでも 1400 円) ※火・木 1200 円割引ナシ
【前売券】ムビチケ前売券(オンライン):1600 円
※水曜サービスデー(毎週水曜日):1300 円
※イベント回:2000 円均一(割引なし・特別鑑賞券使用不可)
■主催:監督週間(Quinzaine des Cinéastes/Directors’ Fortnight)/特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
■共催:東京テアトル
■特別協力:三菱 UFJ 銀行
■協力:金延宏明(ノブ・ピクチャーズ)/CINEFRANCE STUDIOS/Filmarks/レプロエンタテインメント/活弁シネマ俱 楽部/ELLE/AKIRA H/在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ/スペースロック
公式サイト
©Los Ilusos Films, Les Films du Worso and Memento International
©2024「ナミビアの砂漠」製作委員会