東京と大阪、2拠点で開催
今年も例年どおり、東京会場は有楽町朝日ホール、大阪会場はABCホールの2拠点での開催となる。東京では日本未公開新作13本と旧作1本の計14本、大阪では新作7本が上映予定です。アカデミー賞®国際長編映画賞ノミネート作品やヴェネチア国際映画祭コンペティション部門出品作、『オッペンハイマー』などハリウッド超大作を押さえてイタリア国内で大ヒットとなった超話題作など、最新のイタリア映画界を盛り上げるバラエティーに富んだ作品が取り揃えられています。
巨匠から若手まで、多種多様な14作品がラインナップ
注目の作品は、『ゴモラ』(2008)、『ドッグマン』(2018)のマッテオ・ガッローネの最新作『僕はキャプテン』。ふたりのセネガル人青年が貧困から逃れるためにヨーロッパを目指して砂漠や地中海を超えて旅をする壮大な物語で、昨年の第 80 回ヴェネチア国際映画際で銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞、さらにアカデミー賞®国際長編映画賞ノミネートも果たした注目作。さらに、戦後イタリアの家父長制度や女性の権利をテーマに描き、国内で 2023 年 No.1 の初週興行成績を叩きだし、歴代のイタリア映画興行収入トップ 10 に入った超話題作『まだ明日がある』や、第2次世界大戦時に英雄として称えられた潜水艦艦長の実話を基にした人間ドラマで、第 80 回ヴェネチア国際映画祭でオープニングを飾った『潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断』など、どれも見逃せない作品ばかり。さらに戦後イタリア映画を牽引し、数々の傑作を放ってきた巨匠監督パオロ・タヴィアーニが2月29日に92歳で逝去したことを追悼し、兄ヴォットリオ・タヴィアーニと共に監督を務めた『父 パードレ・パドローネ』(1977)の上映も決定しています。第30回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した永遠の名作がデジタルリマスターで蘇ります。なお今回の上映作品14本中5本が女性監督作品、また4本は俳優監督の作品となっており、イタリア映画界が新しい才能で活気づいている様子が見て取れるラインナップとなっています。巨匠から若手まで、多種多様な14作品が一堂に会し、最新のイタリア映画の今を映画で垣間見ることのできる貴重な機会となっています。
「イタリア映画祭 2024」開催概要
■東京会場
会期: 5 月 1 日(水)~5 月 6 日(月・祝)
会場:有楽町朝日ホール(東京都千代田区有楽町 2-5-1 有楽町マリオン 11 階)
主催:朝日新聞社、イタリア文化会館、チネチッタ/特別後援:イタリア共和国大統領/後援:イタリア大使館
※チケットはあさチケにて販売中
<前売券(オンライン)>1 回券:一般 1,500 円/学生 1,200 円
<当日券(オンライン)>1 回券:一般 1,900 円/学生 1,600 円
<当日券(会場販売)>1 回券:一般 2,200 円/学生 1,900 円
■大阪会場
会期:5 月 18 日(土)~5 月 19 日(日)
会場:ABC ホール(大阪府大阪市福島区福島 1-1-30)
※チケットはあさチケにて販売中
主催:朝日新聞社、イタリア文化会館-大阪、チネチッタ
特別後援:イタリア共和国大統領/後援:イタリア大使館、イタリア領事館
<前売券>1 回券:一般 1,400 円/学生 1,100 円
<当日券>1 回券:一般 1,800 円/学生 1,500 円