今回は近日リバイバル上映予定の作品をまとめて紹介します。劇場で見られる貴重な機会をお見逃しなく!!
映画『ナチ刑法175条』公開記念!『ハーヴェイ・ミルク』特別上映
映画『ナチ刑法175条』(3月23日より新宿K’s cinemaほか全国順次公開)の公開を記念して、本作と同じスタッフが制作したドキュメンタリー映画史上の名作『ハーヴェイ・ミルク』が特別上映されます。『ナチ刑法175条』と同様に、社会的マイノリティーの自由と尊厳をテーマにしたドキュメンタリー映画『ハーヴェイ・ミルク』。2作品一緒にご覧いただけるこの貴重な上映をお見逃しなく!!
映画『ハーヴェイ・ミルク』上映スケジュール
◎日時
・3/24(日)10:00〜
・3/31(日)14:30〜
◎場所
・新宿K’s cinema(新宿区新宿3-35-13-3F)
『ハーヴェイ・ミルク』作品情報
製作・監督:ロバート・エプスタイン、リチャード・シュミーセン
1984年/米/カラー/87分
配給:パンドラ
ゲイと公言して、全米初の公職(サンフランシスコ市市政執行委員)に選ばれたハーヴェイ・ミルクの活動と、その暗殺事件の裁判を記録した世界のドキュメンタリー映画史上に残る傑作。民主主義の基本が描かれていると大学でも多く取り上げられている。ちなみに本作品の劇映画化「ミルク」(2008年/ガス・ヴァン・サント監督)も、09年アカデミー賞最優秀主演男優賞(ショーン・ペン)と脚色賞に輝いている。
© telling pictures
『ナチ刑法175条』作品情報
2024年3月23日より新宿K’s cinemaほかにて全国順次公開
監督:ロブ・エプスタイン(『ハーヴェイ・ミルク』)、ジェフリー・フリードマン
米国/1999/英語・ドイツ語・フランス語/カラー/81分/日本語字幕付き
ドイツでかつて施行されていた同性愛者を差別する<刑法175条>により、特にナチ支配下で男性同性愛者が弾圧されていた事実を、6人のゲイとひとりのレズビアンによる証言を通して描いたドキュメンタリー映画。監督は『ハーヴェイ・ミルク』(1985年アカデミー賞受賞作)のロブ・エプスタインと、同作のスタッフだったジェフリー・フリードマン、ナレーションは自らもゲイであることを公表しているイギリス人俳優、ルパート・エヴェレット。
新海誠監督作品2ヶ月連続上映企画 第1弾!『秒速5センチメートル』3月29日(金)より春のリバイバル上映
Filmarks(フィルマークス)主催のリバイバル上映プロジェクトにて、『秒速5センチメートル』を3月29日(金)より期間限定で再上映されます。本企画は、国内外問わず幅広い層から支持を集め続けているアニメーション監督・新海誠の作品を2か月連続でリバイバル上映する企画の第1弾です。
『秒速5センチメートル』作品情報
公開日:①2024年3月29日(金)より2週間限定上映/②2024年4月12日(金)より2週間限定上映
公開劇場:全国106館
原作・脚本・監督:新海誠
提供:CoMix Wave Films
配給:Filmarks
<あらすじ>
小学生の貴樹と明里は、特別な想いを抱きあう仲。しかし卒業と同時に、明里の引越しにより離ればなれになってしまう。中学生になり文通を重ねる2人だが、今度は貴樹も鹿児島への転校が決まる。引っ越す前に明里に会おうと、大雪の中貴樹は明里の元へ向かうが…。時は過ぎ、種子島で高校3年生になった貴樹は、同じクラスの花苗に好意を寄せられながらも、ずっと遠くを見つめていた。花苗にとって貴樹は、一番身近で、遠い憧れだった。やがて東京で社会人になった貴樹は、仕事に追われ日々輝きを失っていく街並みを前に、忘れかけたあの頃の記憶に想いを巡らせる。
2007年/日本/63分
©Makoto Shinkai / CoMix Wave Films
香港の大スター、レスリー・チャン出演の『流星』特別上映
2003年4月1日、46歳という若さでこの世を去った香港の大スター、レスリー・チャン。彼の命日である4月1日(月)にBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、シネ・リーブル梅田、アップリンク京都にて『流星』が上映されます。本作は、『欲望の翼』『ブエノスアイレス』のレスリー・チャンが父親役として主演し、プロデューサーとしても参加したヒューマンドラマ。
『流星』作品情報
監督:ジェイコブ・C・L・チャン
出演:レスリー・チャン、エリクソン・イップ、キャリー・ン、ティ・ロン
配給:ハーク
<あらすじ>
香港で働く敏腕証券アナリストのウェイは、株価大暴落のあおりを受けて失業し付き合っていた彼女にも見放されてしまう。何もかも失い絶望のさなかにいるウェイは赤ん坊が捨てられているのを発見する。「金持ちに拾われて」というメモとともに捨てられていた赤ん坊を一度は置き去りにするものの、大雨が降りだしウェイは慌てて赤ん坊の元へ走るのだった――。
1999年/中国/カラー/111分
© HARK
『オッペンハイマー』公開記念!クリストファー・ノーラン監督『メメント』4月19日(金)よりリバイバル上映
「Filmarks(フィルマークス)」主催のリバイバル上映プロジェクトにて、『メメント』を4月19日(金)より1週間限定で再上映されます。第96回アカデミー賞(2024年)で作品賞はじめ7部門を受賞、多数の映画賞でもノミネート、受賞と話題を席巻しているクリストファー・ノーラン監督の最新作『オッペンハイマー』の日本公開を記念した『メメント』のリバイバル上映です。
『メメント』作品情報
公開日:2024年4月19日(金)より1週間限定上映
公開劇場:全国66館
監督・脚本:クリストファー・ノーラン
原案:ジョナサン・ノーラン
出演:ガイ・ピアース、キャリー=アン・モス、ジョー・パントリアーノ他
提供:ショウゲート
配給:Filmarks
2001年/アメリカ/113分
<あらすじ>
舞台はロサンゼルス。保険調査員のレナードの家にある日、何者かが押し入る。彼の妻はレイプされた後、殺害された。その時のショックで、レナードは10分しか記憶を保てない前向性健忘という記憶障害になってしまう。ハンディを背負いながらも、犯人を捜し出そうとするレナード。ポラロイド写真にメモを書き込み、事件に関するキーワードは全身にタトゥーとして彫り込む。しかし謎を追えば追うほど、更なる謎が広がっていく・・・。はたして、レナードは犯人を見つけることが出来るのか?
©2000 I REMEMBER PRODUCTIONS,LLC
『オッペンハイマー』作品情報
2024年3月29日より全国公開
R-15+
監督・脚本・製作:クリストファー・ノーラン
製作:エマ・トーマス、チャールズ・ローヴェン
出演:キリアン・マーフィー、エミリー・ブラント、マット・デイモン、ロバート・ダウニー・Jr.、フローレンス・ピュー、ジョシュ・ハートネット、ケイシー・アフレック、ラミ・マレック、ケネス・ブラナー
配給:ビターズ・エンド、ユニバーサル映画
2023年/アメリカ
<あらすじ>
第二次世界大戦下、アメリカで立ち上げられた極秘プロジェクト「マンハッタン計画」。これに参加したJ・ロバート・オッペンハイマーは優秀な科学者たちを率いて世界で初となる原子爆弾の開発に成功する。しかし原爆が実戦で投下されると、その惨状を聞いたオッペンハイマーは深く苦悩するようになる。冷戦、赤狩り―激動の時代の波に、オッペンハイマーはのまれてゆくのだった―。
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