今回は近日リバイバル上映予定の作品をまとめて紹介します。劇場で見られる貴重な機会をお見逃しなく!!
鬼才リチャード・フランクリン監督の最高傑作!『ロードゲーム』44年を経てついに日本劇場初公開

“オーストラリアのヒッチコック”“ヒッチコックの継承者”といわれた<サスペンスの名手>リチャード・フランクリン監督の最高傑作にして、1982年サターン賞最優秀外国映画賞ノミネートされた『ロードゲーム』。映画『ロードゲーム』が10月31日(金)よりシネマート新宿ほか全国順次初公開となります。
『ロードゲーム』
2025年10月31日(金)よりシネマート新宿ほか全国順次初公
監督・製作:リチャード・フランクリン
出演:ステイシー・キーチ、ジェイミー・リー・カーティス、マリオン・エドワード、グラント・ペイジ、タデウス・スミス、スティーヴ・ミリチャンプ、アラン・ホップグッド、ジョン・マーフィ、ビル・ステイシー、ロバート・トンプソン、エド・ターリー、アンジェリカ・ラ・ボゼッタ、・キラー(野犬)
配給:フリークスムービー
公式サイト
肉の部位のごとく、サスペンス、ロードムービー、ホラー、車、殺人、悪夢などさまざまなジャンルや要素を味わえる魅力の『ロードゲーム』。すべての孤独者に捧げる<低温系独り言サスペンス>ないしは<畜産系ポークサスペンス・ロードムービー>ともいえる本作が44年の時を経てのついに初公開!
© 1981 STUDIOCANAL – Quest Films Pty Ltd. All Rights Reserved.
ロバート・レッドフォード第2弾追悼上映『スティング』と『愛と哀しみの果て』Bunkamura ル・シネマ渋谷宮下にて10月31日より限定上映
9月16日に89年の生涯を閉じたロバート・レッドフォード。Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下では10⽉1⽇より追悼企画として『追憶 4K リマスター版』と『リバー・ランズ・スルー・イット 4K リマスター版』の上映を実施し、多くの映画ファンが詰めかけました(『追憶 4K リマスター版』は現在も10⽉30⽇(木)までアンコール上映中)。好評を受け、このたびあらたに第2弾追悼上映として、10⽉31⽇(金)より『スティング』(1973)と『愛と哀しみの果て』(1985)2作品の限定上映されることとなりました。

『スティング』
2025年10⽉31⽇(金)より限定上映
監督:ジョージ・ロイ・ヒル
キャスト:ロバート・レッドフォード、ポール・ニューマン、ロバート・ショウ ほか
配給:東宝東和
大恐慌時代のシカゴを舞台に、若き詐欺師フッカー(ロバート・レッドフォード)とベテラン詐欺師ゴンドーフ(ポール・ニューマン)が大物ギャングに挑む。裏のウラまで騙しきる痛快な「コンゲーム」を描いた緻密なプロット、粋でニクい展開、そしてテーマ曲「ジ・エンターテイナー」がもたらす爽やかな余韻…映画史上屈指のエンターテインメント作品として観客に愛され、レッドフォードのスター性が遺憾なく発揮されたアカデミー賞7部門受賞作品。
© 2025 Universal Pictures. All Rights Reserved.

『愛と哀しみの果て』
2025年10⽉31⽇(金)より限定上映
監督:シドニー・ポラック
キャスト:メリル・ストリープ、ロバート・レッドフォード、クラウス・マリア・ブランダウアー ほか
配給:東宝東和
20世紀初頭のケニアを舞台に、デンマークの作家カレン・ブリクセン(メリル・ストリープ)と自由奔放な冒険家デニス(ロバート・レッドフォード)の愛の軌跡を描く壮大な叙事詩。アフリカの美しく雄大な景色を背景に繰り広げられる情熱と別れの物語は、格調高い映像美とともに観客を魅了。アカデミー賞7部門を受賞し、円熟したレッドフォードの魅力を刻んだラブロマンスの傑作。監督は『追憶』(1973)、『出逢い』(1979)、『ハバナ』(1990)など、レッドフォードが最も多くタッグを組んだ盟友シドニー・ポラック。
© 2025 Universal Pictures. All Rights Reserved.
2025年に没後10年となる、ポルトガルの巨匠マノエル・ド・オリヴェイラの⻑編監督デビュー作『アニキ・ボボ 4K レストア版』11月14日よりBunkamura ル・シネマ 渋谷宮下にて2週間限定公開、他全国順次公開!

2025年はオリヴェイラが106歳で亡くなって没後10年となるメモリアルイヤー。4月には その功績を振り返る企画上映「オリヴェイラ2025 没後10年 マノエル・ド・オリヴェイラ特集」が開催され、多くの映画ファンが劇場に駆けつけました。この度、メモリアルイヤーの締めくくりとして、映画史上の傑作とされる『アニキ・ボボ 4K レストア版』が公開されることとなりました。
『アニキ・ボボ 4K レストア版』
監督・脚本:マノエル・ド・オリヴェイラ
出演:ナシメント・フェルナンデス、フェルナンダ・マトス、オラシオ・シルヴァ、アントニオ・サントス、ヴィタル・ドス・サントスほか
配給:プンクテ
公式サイト
ドウロ川近郊に暮らす少年たち。カルリートスは内気な夢想家で、エドゥアルドは恐れを知らぬリーダー。二人はともに、グループで唯一の少女テ レジーニャに恋をしている。ある日、カルリートスはテレジーニャが欲しがっていた人形を盗み、彼女にプレゼント。そのことをきっかけに少年たちの間 に緊張が高まり、カルリートスはグループから仲間はずれにされる…。
© Produções António Lopes Ribeiro
伝説の映像詩人、アルベール・ラモリスの世界が4K デジタルで細部まで深く再現!『赤い風船 4K』『白い馬 4K』11月14日より全国公開

第29回アカデミー賞®脚本賞をはじめ、第9回カンヌ国際映画祭短編パルム・ドール賞及び1956年度ルイ・デリュック賞受賞した『赤い風船』、第6回カンヌ国際映画祭短篇グランプリ、1953年度ジャン・ヴィゴ賞受賞した『白い馬』。いずれもアルベール・ラモリス監督が手がけ、初公開から70年を経た今なお世界中 のクリエイターに愛され続ける名作が、このたび4K デジタル修復されたリマスター版『赤い風船 4K』『白い馬 4K』として11月14日よりシネマート新宿ほかにて2本立てで全国順次公開となります。
『赤い風船 4K』
2025年11月14日よりシネマート新宿ほかにて全国順次公開
監督・脚本:アルベール・ラモリス 撮影:エドモン・セシャン 音楽:モーリス・ルルー
出演:パスカル・ラモリス、サビーヌ・ラモリス、ジョルジュ・セリエ、ヴラディミール・ポポフほか
配給:セテラ・インターナショナル
ある朝、少年パスカルは学校に行く途中で、ふわりと宙に浮かぶ赤い風船を見つける。風船は街灯に紐が引っかかって動けなくなっていたのだ。パスカルは風船を持って学校へ向かうが、教室に風船を持って入れず、門番に預けた。放課後、風船を持って無事に家へ帰り着いたが、窓から風船を放り出されてしまう。しかし、不思議なことに、風船は窓際にふわふわと浮いてとどまった。赤い風船と友達になったパスカルは、どこにいくにも風船と一緒だ。だが、パスカルと風船の仲の良さを妬んだいじめっ子たちは、風船を我がものにしようと追いかけてくる。パスカルは風船とともにパリの街を逃げ回るが…。
© Copyright Films Montsouris 1956
『白い馬 4K』
2025年11月14日よりシネマート新宿ほかにて全国順次公開
監督・脚本:アルベール・ラモリス
出演:アラン・エムリー、パスカル・ラモリス、ローラン・ロッシュ、フランソワ・プリエほか
配給:セテラ・インターナショナル
南仏カマルグ地方に、白く美しい荒馬をリーダーにした野生馬の一群がいた。その“白いたてがみ”と呼ばれる馬の存在は噂となり、牧童たちは野生馬を捕獲し始める。漁師の少年フォルコは、囚われた“白いたてがみ”が、牧童たちから勇敢に逃げる様子を見つめていた。「おまえの手に負えるなら、あんな馬はやろう」と、牧童主はフォルコをからかった。フォルコは、牧童たちの手から逃れた“白いたてがみ”を見つけ、ひっそりと近づき、手綱を握った。ひきずられながらも手綱を放さないフォルコに、馬は次第に心を許す。しかし、すぐに牧童たちに見つかり、フォルコは馬をなんとしても守ろうとするが…。
© Copyright Films Montsouris 1953
ふたつの若き才能が産んだ伝説のオリジナルアニメが 4K HDR リマスターで蘇る!『天使のたまご 4K リマスター』11月14日よりドルビーシネマ限定で先行公開&11月21日より全国順次公開

原案・脚本・監督 押井守、原案・アートディレクション 天野喜孝によるアニメ『天使のたまご』は、1985年にOVAとして発表され、その美しい映像と他の追随を許さない圧倒的な世界観で、熱狂的なファンを生んだ作品です。公開40周年を記念し、押井監督自身による監修のもと、35mmフィルム原版から4K リマスター化。ドルビーシネマ対応版も制作されました。
『天使のたまご 4K リマスター』
2025年11月14日よりドルビーシネマ先行公開/11月21日より全国順次公開
原案・脚本・監督:押井守
原案・アートディレクション:天野喜孝
キャスト:根津甚八/兵藤まこ
配給:ポニーキャニオン
公式サイト
水に沈んだ都市。たまごを抱えて、ひとり徘徊する少女。 ある日、奇怪な戦車から少年が降り立つ。彼は、夢で見た“鳥”を探していた。廃墟のような街を巡りながら、言葉を交わす少女と少年。 ふたりの間にはほのかな共感が芽生えたかに見えたが…。
©YOSHITAKA AMANO ©押井守・天野喜孝・徳間書店・徳間ジャパンコミュニケーションズ
今敏監督作『PERFECT BLUE』4Kリマスター版11月21日(金)より1週間限定で全国リバイバル上映

Filmarks(フィルマークス)主催のリバイバル上映プロジェクトにて、11月21日(金)より1週間限定で全国リバイバル上映となる『PERFECT BLUE』4Kリマスター版。『千年女優』『東京ゴッドファーザーズ』『パプリカ』などで世界を魅了したアニメーション映画監督の今敏。長編監督デビュー作として日本では1998年に公開され、国内外において熱狂的な支持を集めたサイコサスペンスの傑作『PERFECT BLUE』が、期間限定・4Kリマスターで全国のスクリーンに帰ってきます。
『PERFECT BLUE』4Kリマスター版
公開日:2025年11月21日(金)より1週間限定上映
監督:今敏
キャラクター原案:江口寿史
出演:岩男潤子、松本梨香、辻親八、大倉正章、新山志保、古川恵実子 ほか
公開劇場:60館
※公開劇場は順次追加予定。公式X(@Filmarks_ticket)でお知らせいたします。
※劇場により、上映日・上映期間が異なります。
提供:マッドハウス
配給:Filmarks
レイティング:R15+
アイドル歌手から女優への転身を図る霧越未麻は、ドラマで大胆なレイプ・シーンに挑戦し、ヌード写真集も出版。世間の注目を集めるものの、アイドル時代からの急激な変化にファン、マネージャー、そして未麻自身も戸惑いを覚える。やがて、未麻の周囲にはストーカーの影が忍び寄り、脚本家やカメラマンが惨殺されていく。「あたしが殺したの!?」ドラマで演じる役に浸食されるかのように自身の二重人格を疑う未麻。そんな彼女の前に「卒業」したはずの「もうひとりの未麻」が出現する。
©1997 MADHOUSE
ミュージカル映画の最高峰が、製作60周年を記念して初の4Kデジタルリマスターでスクリーンに甦る!『サウンド・オブ・ミュージック』11月21日より全国公開

ロジャース&ハマースタイン™の不朽の名作ミュージカル映画『サウンド・オブ・ミュージック』が、60周年を記念して丹念に4Kデジタルリマスターされ、かつてない鮮明な映像と音響で輝きを増し、11月21日より全国公開となります。
『サウンド・オブ・ミュージック』
2025年11月21日より全国公開
監督:ロバート・ワイズ
出演:ジュリー・アンドリュース、クリストファー・プラマー、エリノア・パーカー、ペギー・ウッド、ニコラス・ハモンドほか
配給:カルチャヴィル合同会社
公式サイト
© 2025 20th Century Studios.
“THE SOUND OF MUSIC”©1965 20th Century Studios, Inc. All rights reserved
17年の時を超えてスクリーンに蘇る!『落下の王国』11月21日より全国公開

2008年の日本公開以来、国内では配信されることなく、“幻”とされ続けてきたカルト的ファンタジー大作『落下の王国』の4K デジタルリマスター版が、11月21日(金)より、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下、グランドシネマサンシャイン 池袋ほかにて全国公開となります。
『落下の王国 4K デジタルリマスター』
2025年11月21日(金)より、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下、グランドシネマサンシャイン池袋 ほかにて全国公開
監督:ターセム
出演:リー・ペイス/カティンカ・アンタルー
配給:ショウゲート
公式サイト
時は1915年。映画の撮影中、橋から落ちて大怪我を負い、病室のベッドに横たわるスタントマンのロイは、自暴自棄になっていた。そこに現れたのは、木から落ちて腕を骨折し、入院中の5才の少女・アレクサンドリア。ロイは動けない自分に代わって、自殺するための薬を薬剤室から盗んで来させようと、思いつきの冒険物語を聞かせ始める。それは、愛する者や誇りを失い、深い闇に落ちていた6人の勇者たちが、力を合わせて悪に立ち向かう【愛と復讐の叙事詩】―。
©2006 Googly Films, LLC. All Rights Reserved.
A24×ハピネットファントム・スタジオ×TOHO シネマズ!第11弾は『パスト ライブス/再会』

今年1⽉より、TOHO シネマズの劇場にて毎⽉24⽇に<制作:A24×配給:ハピネットファントム・スタジオ作品>の特別上映がスタートしました。このたびその第11弾として『パスト ライブス/再会』が上映されます。
開催日:2025年11月24日(月・祝)
※上映時間は各劇場の公式サイトをご確認ください
<上映劇場>
TOHO シネマズ 日比谷、 TOHO シネマズ なんば
<料金>
・通常料金:2,000 円
・学生割引:1,000 円 (大学生以下が対象)
※割引不可、無料券不可
<入場者プレゼント>
特製ステッカー
<上映後トークイベント>
登壇者:くるま(令和ロマン)
※TOHO シネマズ 日比谷のみで実施
『パスト ライブス/再会』作品情報
監督・脚本:セリーヌ・ソン
出演:グレタ・リー、ユ・テオ、ジョン・マガロ
配給:ハピネットファントム・スタジオ
ソウルに暮らす12歳の少女ノラと少年ヘソン。ふたりはお互いに恋心を抱いていたが、ノラの海外移住により離れ離れになってしまう。12年後24歳になり、ニューヨークとソウルでそれぞれの人生を歩んでいたふたりは、オンラインで再会を果たし、お互いを想いながらもすれ違ってしまう。そして12年後の36歳、ノラは作家のアーサーと結婚していた。ヘソンはそのことを知りながらも、ノラに会うためにニューヨークを訪れる。24年ぶりにやっとめぐり逢えたふたりの再会の7⽇間。ふたりが選ぶ、運命とは――。
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