EUフィルムデーズは、欧州連合(EU)加盟国の在日大使館・文化機関が選んだ自国の注目作品を一挙上映するユニークな映画祭です。本年の映画祭は大阪・関西万博に合 わせて、5月9日(金)より大阪・テアトル梅田にて開幕し、6月28日(土)より東京・シアター・イメージ フォーラム、その後、名古屋、福岡、京都と順次開催されます。また本年は「ヨーロッパの珠玉のアート・ アニメーション集結!」をキャッチフレーズに、アニメーションにフォーカスし、各国が厳選した短編および長編アニメーション作品が上映されます。
映画祭のオープニングを飾るのは、現存する世界最古の⻑編影絵 アニメーション『アクメッド王子の冒険』

『アクメッド王子の冒険』
EUに加盟する全27カ国が勢ぞろいする「EUフィルムデーズ2025」は、本映画祭では初となる「アニメーション」にフォーカスし、日本初公開8本を含む13本の長編と31本の短編、合計44作品が上映。日本ではなかなか見ることのできない、ヨーロッパのアニメーションを一気に堪能することができます。
そして映画祭のオープニングを飾るのは、1926年に「千夜一夜物語」を元に制作された、影絵アニメーションの先駆者ロッテ・ライニガーの処女作『アクメッド王子の冒険』。本作は、世界初の長編影絵アニメーションというだけでなく、その芸術的かつ娯楽的な質の高さで長年世界中の作家に多大なる影響を与え、その美しさに魂をうたれたと映画評論家の故・淀川長治氏も絶賛した作品です。今回は、ドイツの著名な電子音楽ユニット「タイッヒマン兄弟」とツィター奏者L.Hurtが新たに制作したサウンドトラック付きで上映されます。
短編プログラムは、日本初公開21作品を含む31作品を5プログラムで上映
短編作品は、テーマごとにまとめた5つのプログラムで上映。プログラム1「環境と共生」は、人間を取り巻く環境や生き物との繫がりを詩的に描いた7作品、プログラム2「感情と絆」は、登場人物の心情に深くフォーカスし、人と人とを繫ぐ心の絆について描く7作品、プログラム3「日常とうつろい」は、日々変化する時代の価値観や環境、周囲との関係性の中で生きるキャラクターの姿を描いた7作品、プログラム4「記憶と歴史」は、各国の歴史とそこに生きた人々を現代にリンクさせて描いた3作品、プログラム5「欲望と秘密」は、心の内側に隠された欲望や秘密をテーマにした7作品となっています。
作品詳細、上映スケジュール等は公式サイトにてご確認ください。
「EUフィルムデーズ2025」

■開催会場
大阪<テアトル梅田>:5/9(金)〜5/29(木)
東京<シアター・イメージフォーラム>:6/28(土)〜7/11(金)
名古屋<キネマノイ>:7月下旬
福岡<福岡市総合図書館映像ホール・シネラ>:8/20(水)〜8/24(日)、8/27(水)〜8/30(土)(9日間・予定)
京都<京都文化博物館>:9月(予定)
主催:駐日欧州連合代表部、在日 EU 加盟国大使館・文化機関 共催:イメージフォーラム
公式サイト
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