【映画祭】日本未公開5作品を含む「ブリティッシュ・ノワール映画祭」2月22日より新宿K’s cinemaにて開催

2025/2/21
映画祭
関東

【映画祭】日本未公開5作品を含む「ブリティッシュ・ノワール映画祭」2月22日より開催

【映画祭】日本未公開5作品を含む「ブリティッシュ・ノワール映画祭」2月22日より新宿K’s cinemaにて開催

珠玉の13作品一挙上映

2024年開催されて好評を博した「フィルム・ノワール映画祭」の第2弾として、2025年2月22日（土）より新宿K’s cinemaにて「ブリティッシュ・ノワール映画祭」が開催されます。これまで日本でほぼ紹介されてこなかったブリティッシュ・ノワールの世界。フランスのノワールは、ジャン＝ピエール・メルヴィルを中心とした作品群によって国内でも知られることになりましたが、イギリスのノワールはこれまでほぼ日本では観ることができませんでした。今回の映画祭では未公開5作品を含む珠玉の13作品を一挙上映します。
ブリティッシュ・ノワールの発祥の地となったのは、マイケル・バルコン率いるイーリング・スタジオ。イーリングを拠点とした3人の監督たち、アルベルト・カヴァルカンティ、ロバート・ヘイマー、ベイジル・ディアデンなしにブリティッシュ・ノワールは存在しませんでした。彼らがオムニバスで参加した作品が『夢の中の恐怖』です。田舎の館の修理に招かれた建築家が、建物、そこに集ったゲストに既視感を覚えるという出来事を導きの糸に、ゲスト一人ひとりの語る怪奇な話が綴られる異色のノワール映画です。

日本未公開の作品上映！

本映画祭では、ジョン・ボールティング『ブライトン・ロック』、ロバート・ヘイマー『日曜日はいつも雨』、アルベルト・カヴァルカンティ『私は逃亡者』、マイケル・パウエル、エメリック・プレスバーガー『その信管を抜け』、そして、『第三の男』でカンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞し一躍世界に知られるようになったキャロル・リード『ミュンヘンへの夜行列車』の全5本の日本未公開作品が公開となります。他には、同じくキャロル・リードの『二つの世界の男』、ベイジル・ディアデン『兇弾』、ジュールス・ダッシン『街の野獣』、レスリー・アーリス『妖婦』、シドニー・ギリアット『青の恐怖』、コンプトン・ベネット『第七のヴェール』が上映されます。またクリント・イーストウッドとのコンビでもおなじみドン・シーゲルの『ビッグボウの作品』も特別上映されます。