今年で22回目を迎えるスペイン・ポルトガル語圏を主軸とした映画の祭典「ラテンビート映画祭(LATIN BEAT FILM FESTIVAL)」
2025年10月27日(月)から11月5日(水)開催の第38回東京国際映画祭のワールド・フォーカス部門では、「第22回ラテンビート映画祭 IN TIFF」と題し、スペインやラテンアメリカの最新話題作4作品が上映されます。注目の上映作品には、『海を飛ぶ夢』(2004)のアレハンドロ・アメナーバル監督最新作『囚われ人』をはじめ、ミシェル・フランコ監督がジェシカ・チャステインと再タッグを組む意欲作『ドリームズ』、『ナチュラルウーマン』(2017)でチリに初のアカデミー賞外国語映画賞をもたらしたセバスティアン・レリオ監督が手掛けるミュージカル映画『波』がラインナップ。さらに、ラテンビート映画祭では数多くの作品が上映されてきたスペインの巨匠ペドロ・アルモドバル監督の初期の傑作『マタドール<闘牛士>・炎のレクイエム』(1989/日本初公開)が、デジタル復元版『マタドール』としてアジアプレミア上映されます。
「第22回ラテンビート映画祭 IN TIFF」のチケットは、現在販売中!詳細は東京国際映画祭公式サイトをご確認ください。
上映作品

1.『囚われ人』(原題:El Cautivo/英題:The Captive)
2025 年/スペイン・イタリア合作|134 分|カラー|スペイン語、アラビア語
監督/製作/脚本:アレハンドロ・アメナーバル
出演:フリオ・ペーニャ・フェルナンデス、アレッサンドロ・ボルギ、ミゲル・レジャン
【作品紹介】
『海を飛ぶ夢』のアレハンドロ・アメナーバル監督最新作!
1575年、北アフリカでの戦争に従軍後、⻑期間の虜囚生活を送った若き日のミゲル・デ・セルバンテス=小説「ドン・キホーテ」の原作者を描いた歴史大作。
28歳のミゲルは、スペインへの帰路でオスマン海賊に捕まり、アルジェの領主の捕虜となった。高額の身代金が支払われなければそこで死を待つのみとなる彼は、「物語を語る」ことで生きるチャンスを得ることになり…。ミゲルを演じるのはスペインの俳優兼歌手フリオ・ペーニャ・フェルナンデス。トロント映画祭で上映。
【上映スケジュール】
■10/29(水)14:05〜/会場:TOHO シネマズ 日比谷 スクリーン 12
■11/03(月・祝)20:05〜/会場:TOHO シネマズ シャンテ スクリーン2
TIFF公式サイト

2.『ドリームズ』(原題:Dreams)
2025 年/メキシコ・アメリカ合作|98 分|カラー|スペイン語、英語
監督/製作/脚本:ミシェル・フランコ
出演:ジェシカ・チャステイン、イサック・エルナンデス、ルパート・フレンド
【作品紹介】
ミシェル・フランコ監督がジェシカ・チャステインと再タッグを組む意欲作『父の秘密』(カンヌ国際映画祭・ある視点部門グランプリ)や『或る終焉』 (カンヌ国際映画祭・脚本賞)、そしてヴェネチア国際映画祭銀獅子賞作『ニューオーダー』等で知られるメキシコ出身のミシェル・フランコ監督が、ピーター・サースガードにカンヌ国際映画祭男優賞をもたらした前作『あの歌を憶えている』に続いて、ジェシカ・チャステインを起用したベルリン映画祭上映作。アート界の支援者である女性とアメリカへの移住を画策するメキシコ人バレエダンサーの歪んだ恋愛を通して、移⺠の問題を投げかける意欲作。
【上映スケジュール】
■10/29(水)11:00〜/会場:TOHO シネマズ シャンテ スクリーン2
■11/01(土)14:15〜/会場:TOHO シネマズ 日比谷 スクリーン 12
■11/04(火)16:00〜/会場:シネスイッチ銀座2
TIFF公式サイト

3.『マタドール』(原題:Matador)
1986 年/スペイン製作|106 分|カラー|スペイン語
監督/共同脚本:ペドロ・アルモドバル
出演:アサンプタ・セルナ、アントニオ・バンデラス、ナーチョ・マルティネス
【作品紹介】
1986年のペドロ・アルモドバル日本初公開作がスクリーンに復活!ラテンビート映画祭でも数多くの作品が上映されてきたスペインの巨匠ペドロ・ア ルモドバル監督が、殺人でしかエクスタシー見出せなくなった男女の運命的な出会いを強烈な映像美で描いた初期の傑作。日本では『マタドール<闘牛士>・炎のレクイエム』のタイトルで1989年に公開され、“アルモドバル日本初公開作”となった。⻑らく日本で上映機会のなかった作品がデジタル復元版としてスクリーンによみがえる!メインキャストの1人としてブレイク前のアントニオ・バンデラスが出演。
© MERCURY FILMS.
【上映スケジュール】
■10/27(月)18:45〜/会場:シネスイッチ銀座1
■10/31(金)11:30〜/会場:TOHO シネマズ シャンテ スクリーン2
TIFF公式サイト

4.『波』(原題:La Ola/英題:The Wave)
2025 年/チリ製作|128 分|カラー|スペイン語
監督/製作/共同脚本:セバスティアン・レリオ
出演:ダニエラ・ロペス、ロラ・ブラボ、アヴリル・アウロラ
【作品紹介】
虐待に抗う歌と踊り! チリの気鋭監督がパワフルに描くミュージカル
『グロリアの⻘春』がベルリン国際映画祭女優賞を獲得したほか、2017年に『ナチュラルウーマン』でチリに初のアカデミー賞外国語映画賞をもたらしたセバス ティアン・レリオ監督が手掛けるミュージカル映画。2018年、チリの大学に広がったフェミニズム運動を背景に、女子学生たちが⻑く耐え続けてきたハラスメントと虐待を告発するために声を上げる。虐待に抗う彼女たちの歌と踊りが、やがて分断された社会を揺さぶる力とな っていくさまがパワフルに描かれる。主演のダニエラ・ロペスは1,200人を超えるオーディションを勝ち抜いた逸材。
©Diego Araya
【上映スケジュール】
■10/28(火)14:00〜/会場:TOHO シネマズ シャンテ スクリーン2
■11/01(土)19:50〜/会場:TOHO シネマズ シャンテ スクリーン2
■11/04(火)19:15〜/会場:TOHO シネマズ シャンテ スクリーン1
TIFF公式サイト
詳細や上映スケジュールは東京国際映画祭公式サイトをご確認ください。











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